妊娠したのです。
乳がんになってから、妊娠が難しくなる可能性もあって、
治療前に、慌てて婦人科で受精卵凍結の説明を受けたりした。
ありがたいことに、抗がん剤の投与は無くなり、
ホルモン治療も子供を希望している意思を尊重してもらって、無治療でOKが出た。
放射線の心配もあるから、
当初は術後1年は避妊するよう、こっちのドクターには言われてたけど、
(日本の先生はすぐ妊娠しても問題無いと言っていた)
結果、放射線治療後半年が経つ頃、「そろそろいいかもね」とOKが出た。
そして、妊娠することができました。
そろそろ4ヶ月になるところ。
若年性乳がん患者の場合、
妊娠出産の機会と向き合わないといけない場合が多いと思う。
妊娠出産の機会と向き合わないといけない場合が多いと思う。
抗がん剤の影響で生理が止まってしまったり、回復までに時間を要したり、
ホルモン治療の5年間が果てしなく長く感じるし、やっぱり子供が欲しいから、
再発の可能性と天秤にかけてでも途中で投与を中止したり。
私は両方の治療を受けなかったから、
想像上でしかその辛さを計り知るしかない。
想像上でしかその辛さを計り知るしかない。
でも、私自身もホルモン治療を薦められ、
5年間は子供を諦めるかもしれなかったわけで、
自分なりに勉強して、再発の危険性と天秤にかけて出した答えが無治療だったから、
同世代の乳がん患者の気持ちは理解できる。
ただ私のケース(温存と放射線のみ)では、こうして今妊娠することができました。
私は放射線治療終了後、半年間は避妊をし、
先生の了解を得て、その翌月に妊娠しました。
私と類似した治療歴やリスクで、妊娠を希望している方がいるかもしれないけど、
妊娠してよいかどうかの最終判断は、
必ず再発リスクを考慮して主治医と相談してください。
妊娠中も、勿論定期健診は続行される。
ホルモン受容体が強陽性なので、妊娠による影響はゼロではないそうだから、
余計に慎重に、とのこと。
妊婦健診は、乳腺外科と同じ総合病院内のドクターに診てもらっている。
同じ病院内なので、電子カルテを共有出来て、ドクター同士も知り合いなのでそこにした。
産婦人科医は、中華系の男性医師。見るからに賢そうなおじさん。
これまでに2回受診したけど、
乳がんの既往については既に把握されていたし、
少々早口で聞き逃しそうになるけど、説明も簡潔で分かりやすい。
前回の一時帰国時に初診を受けた、日本の産婦人科医より断然良い。
小声で何を言ってるかよく分からなかったし、
聞かないと何も教えてくれないし、
聞かれた事と言えば、「ご主人の職業は何?」であった。
「会社員です」と答えたら、「職種は?」とたたみかける。
素直に答えたら、「それはなかなかいいですね」だと。
帰って母親に伝えたら、
「それが妊娠と何の関係があるんですか?」って言ってやればよかったのに、と。
本当にそうだ。
変な医者で印象がかなり悪い。