12/10/2012

入院6日目

同部屋に新しく2人が入院された。
2人とも抗がん剤投与のための入院のようで、
副作用があるのか、精神的なものなのか、言葉数少なくカーテンを閉めている事が多い。

人それぞれ症状は違うと分かってるけど、
使用している薬の名前や回数について、先生や看護師さんとの会話から漏れ聞こえると、
本やネットで変にガンの知識がついているせいで、
今どんな状態なのか、なんとなく分かるようになってきている。

治療法も薬もどんどん新しいものが開発されていて、
自分の考えやライフスタイルに照らし合わせて、
敵とどう闘っていくのか、最終的に自分で選択し決断することが迫られる。

ガンと知って1カ月経たないうちに、
帰国するかどうか、病院の選択、術前に受精卵凍結をするかどうか、
手術するか切らずに治す方法か、乳房温存か全摘か、
様々な選択を迫られて決断してきた。なかなかストレスフルだった。
そして、ガンと知ってからちょうど1カ月後に入院、手術となった。

術後の治療で、今後も選択が迫られることになる。
先生との話をきちんと理解できるように、自分も多少の知識を持ちたいと思う。

今日は、昨日よりも落ち着いてシャワーができた。
そして少しだけ鏡に映った姿を目にした。

温存とは名ばかりで、えぐり取られていびつな形になっている胸の症例写真を
本や雑誌で目にしていたし、
ネガティブ志向も相まって、かなり悪いイメージを抱いては
自分の姿に衝撃で号泣する、というシーンを想像してた。

実際の印象は、思った程悪くなかった。
まあ、かなり腫れてるせいなんだけど。

この腫れが治まった時、どのくらい萎んでしまうんだろう。
せめて右胸と大差ないくらいでいてくれたら。
そんなわけないかー。切ったのだもの。

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