12/07/2012

入院1日目

1128日 入院。

午前中入院手続きを済ませるも、看護師長に昼食は外食したいと早速我儘を申し出、
検査時間には必ず戻るという約束をして、病院食は夕食からにしてもらった。
相方の日本滞在が残り僅かなため。

午後は、リンパ節転移の有無を確認すべく術中に実施される、
センチネルリンパ節生検に必要な、アイソトープという薬を左乳房に注射した。
麻酔もしたけど、かなり痛い。
この薬に加え、更に術中色素を注射する併用法を用いて、
これらを目印にセンチネルリンパ節を探し、
術中迅速診断にて転移の有無を確認するとのこと。
なんとしても、リンパ節転移は免れたい。

手術の担当医(主治医)は、
外来の先生とは別の先生になると以前より説明は受けていたけど、
手術前夜に初対面とは、気持ち的についていけるか心配だった。
チーム医療をしている病院だから、当然、情報はきちんと共有されているはずだけど、
手術前夜という至極ナイーブな時に、もしも私のシックスセンスがNOと感じる先生だったら、
このギリギリな場面でどうすりゃいいんだろう、とだいぶ不安になっていた。

左乳房への術前マーカーのために、超音波室に入り、
そんな気持ちで先生を待っていたら、第一印象は悪くない先生が入って来た。
最初の印象というのは、後々も変わらない事が多い気がする。

軽く挨拶をして、エコーで敵の大きさと位置を確認。
寝た姿勢と起き上った姿勢で何度も確認しながら、丁寧にマジックでマーキングされていく。

その後、相方と母親も同席して、手術の最終説明がなされる。
手術方法の説明のみがなされるのかと思っていたら、
乳がんとは?というだいぶ始めの部分から親切丁寧に説明を開始してくれ、
写真や絵を描きながら、たっぷり2時間かけて話をしてくれた。
途中、横で母親が少し泣いてたけど、先生の説明は相方もよく理解できたそうだ。

とりあえずは、乳房温存で実施することになったけど、
切除断面のガン取り残しを術中迅速判断にて調べ、
追加切除が必要となった場合は追加切除、更に切除が必要となった場合は、
全摘に切り替えて、敵を打倒することで了承し、同意書へサインをした。

温存と言っても、どれだけ綺麗に残せるかどうかは、
敵の顔つきと先生の腕前次第ということか。
兎にも角にも、信頼できる良さそうな先生で安心した。

4人部屋では、2名の乳ガン先輩と同室。
1人は2日前に右乳房全摘したさんと、
もう1人は10年前に全摘後、脳と肺に遠隔転移し、抗がん剤治療を受けているさん。
2人とも元気で、消灯時間まで話が止まらない。主にガン話で盛り上がる。

Bさんは、32歳の時に乳ガンが見つかったそうで、
術後10年以上何もなかったとのこと。
その話を聞いて、自分の発病年齢と10年後を重ねて考えずにはいられなかった。

そんな調子と不眠体質のため、明日のために眠剤を処方してもらった。

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